建設業法は、工事の内容に応じて業種を区分し、
それぞれの業種について専任技術者になれる資格などを定めています。

造園工事の内容や
専任技術者に求められる資格・経験などについて、具体的にはこちらです。

工事の内容

整地、樹木の植栽、景石の据付け等により庭園、公園、緑地等の苑地を築造し、道路、建築物の屋上等を緑化し、又は植生を復元する工事。

工事の例示

植栽工事、地被工事、景石工事、地ごしらえ工事、公園設備工事、広場工事、遠路工事、水景工事、屋上等緑化工事、緑地育成工事

専任技術者

専任技術者になるには、
一定の資格等を保有しているか、
実務経験が必要です。

国家資格等(造園工事の専任技術者)
建設業法

1級造園施工管理技士
2級造園施工管理技士

技術士法(技術士試験)

建設(「鋼構造及びコンクリート」を除く)
総合技術監理「建設」(鋼構造及びコンクリートを除く)
建設「鋼構造及びコンクリート」
総合技術監理「建設ー鋼構造及びコンクリート」
森林「林業・林産」
総合技術監理(森林「林業・林産」)
森林「森林土木」
総合技術監理(森林「森林土木」)

技能検定
(職業能力開発促進法)

造園

実務経験(造園工事の専任技術者)

■実務経験
10年以上の実務経験
高校の指定学科を卒業後、5年以上の実務経験
大学の指定学科を卒業後、3年以上の実務経験

■指定学科
土木工学・建築学・都市工学・林学

特定建設業の専任技術者

特定建設業の専任技術者になるには、
ハードルが上がります。

造園工事業の場合、
次の資格等を保有している方は認められます。
1級造園施工管理技士
技術士試験の
建設(「鋼構造及びコンクリート」を除く)
総合技術監理「建設」(鋼構造及びコンクリートを除く)
建設「鋼構造及びコンクリート」
森林「林業・林産」
総合技術監理(森林「林業・林産」)
森林「森林土木」
総合技術監理(森林「森林土木」)

その他の資格・一定の実務経験等を有する場合は、
元請けとして4,500万円以上の工事に関して、
2年以上の指導監督的実務経験を有することが求められます。