建設業法は、工事の内容に応じて業種を区分し、
それぞれの業種について専任技術者になれる資格などを定めています。
さく井工事の内容や
専任技術者に求められる資格・経験などについて、具体的にはこちらです。
工事の内容
さく井機械等を用いてさく孔、さく井を行う工事又はこれらの工事に伴う揚水設備設置等を行う工事
工事の例示
さく井工事、観測井工事、還元井工事、温泉掘削工事、井戸築造工事、さく孔工事、石油掘削工事、天然ガス掘削工事、揚水設備工事
専任技術者
専任技術者になるには、
一定の資格等を保有しているか、
実務経験が必要です。
国家資格等（さく井工事の専任技術者）
技術士法（技術士試験）
上下水道「上水道及び工業用水道」
総合技術監理（「上水道及び工業用水道」）
民間資格
地すべり防止工事（登録後各工事に関し実務経験１年以上）
技能検定
（職業能力開発促進法）
さく井
実務経験（さく井工事の専任技術者）
■実務経験
１０年以上の実務経験
高校の指定学科を卒業後、５年以上の実務経験
大学の指定学科を卒業後、３年以上の実務経験
■指定学科
土木工学・機械工学・衛生工学・鉱山学
特定建設業の専任技術者
特定建設業の専任技術者になるには、
ハードルが上がります。
さく井工事業の場合、
次の資格等を保有している方は認められます。
技術士試験の
上下水道「上水道及び工業用水道」
総合技術監理（「上水道及び工業用水道」）
その他の資格・一定の実務経験等を有する場合は、
元請けとして4,500万円以上の工事に関して、
２年以上の指導監督的実務経験を有することが求められます。